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2学期がはじまると、筆箱の中身が急に散らかりはじめます。夏休みのあいだに鉛筆が減り、消しゴムがどこかへ行き、ふたが閉まらなくなっている。9月は、筆箱を見直すきっかけになりやすい時期です。
ところが選びはじめると、思ったより迷います。「小学生 筆箱」で検索して出てくるランキングは、かわいい商品が並んでいるだけで、自分の子の学年に合うのか判断できません。低学年の子に大容量のポーチ型を買って、鉛筆が中で泳いでしまったという話も聞きます。逆に高学年に箱型を買って、三角定規が入らなかったという例もあります。
筆箱は、学年で必要な形が変わります。持ち物の量が変わるからです。
この記事では、キャラクターものの筆箱を学年別に5点比較します。低学年向けの箱型から、高学年でも使えるファスナー型まで、サンリオとポケモンの製品を中心に整理しました。
結論を先にお伝えすると、買い替えのタイミングで迷っている方には、ランドセルに横向きで収まる「ヨコピタ」型が扱いやすい選択です。理由は本文で説明します。
キャラクター筆箱の選び方3つの基準
価格で選ぶと失敗しやすい分野です。1,000円の筆箱でも学年に合っていれば3年使えますし、3,000円の筆箱でも学校で使えなければ引き出しに残ります。次の3つを先に決めてください。
基準1 学年で必要な「形」が変わる
低学年と高学年では、筆箱に求められるものが逆になります。
低学年は、片面開きまたは両面開きの箱型が基本です。鉛筆を差す位置が固定されているため、中で散らかりません。開けた瞬間に何が入っているか分かる構造は、まだ整理に慣れていない時期に効きます。ロックやマグネットで閉じる仕様なら、ランドセルの中で開いて中身が散ることも防げます。
高学年は、ファスナー型に切り替える子が増えます。三角定規、分度器、コンパスと持ち物が増え、箱型の容量では足りなくなるためです。学校によっては高学年から筆箱の指定が緩くなり、ポーチ型が許可される場合もあります。
買い替えの時期に、そのまま同じ形を選んでしまうのは見落とされやすい点です。
基準2 ランドセルに入るかを実寸で確かめる
見落とされやすいのがサイズです。
筆箱は、教科書やノートと一緒にランドセルへ入れます。縦向きに入れると教科書を圧迫するため、横向きに寝かせて入るかどうかが実際の使い勝手を決めます。近年は、この点を設計に織り込んで「ランドセルに横向きで収まる幅」に作られた製品が出ています。
キャラクターものは、装飾で厚みが出やすいという特徴もあります。刺繍やアップリケ、立体的なマスコットが付いたタイプは、公称サイズより実際にかさばることがあります。購入前に、ランドセルの内寸を測っておくと確実です。
基準3 学校で使える仕様かを確認する
学用品には、学校ごとのルールがあります。
多機能筆箱と呼ばれる、鉛筆削りや温度計、飛び出すギミックが付いたタイプは、授業中に気が散るという理由で持ち込みを制限している学校があります。低学年ほどこの傾向は強く、「無地または装飾の少ないもの」と指定されている場合もあります。
キャラクターものが禁止されている学校もあります。買ってから使えないと分かるのがいちばん残念なので、学校のたよりや入学時の案内を先に確認してください。判断に迷う場合は、装飾が少なくキャラクターが控えめに入ったタイプを選ぶと、範囲が広くなります。
グッズが増えて置き場所に困っている場合は、アクスタ・缶バッジ収納ケース比較|グッズ別に選ぶ5点もあわせてどうぞ。
比較表|キャラクター筆箱5点
価格・評価はいずれも執筆時点のものです。変動しますので、購入前に商品ページでご確認ください。
| 商品名 | 価格帯(執筆時点) | サイズ・形 | 想定学年 | 拡張性 | レビュー傾向(執筆時点) |
|---|---|---|---|---|---|
| サンスター文具 ヨコピタ 筆箱 | 1,000円前後 | 箱型・片面開き | 低学年 | 固定式 | 評価4.4/326件超 |
| サンリオ 筆箱 シナモロール 437450 | 2,000円前後 | 22.2×8.8×2.8cm 箱型 | 低〜中学年 | 固定式 | 評価4.2/390件 |
| ショウワノート ポケモン ホログラムふでばこ | 1,700円前後 | 箱型・両面開き | 低〜中学年 | 両面で容量2倍 | 評価5.0/1件(件数少) |
| サンリオ ダブルファスナーペンケース | 1,800円前後 | ファスナー型・2室 | 中〜高学年 | 2室で仕分け可 | 評価4.6/86件 |
| リヒトラブ PuniLabo×SANRIO スタンドペンケース | 1,900円前後 | 立つタイプ | 高学年〜大人 | 自立して開口 | 評価4.4/2,499件 |
商品5点の個別レビュー
1 サンスター文具 ヨコピタ 筆箱
ランドセルに横向きで収まることを設計の起点にした、小学生向けの箱型筆箱です。
特徴は、幅の設計です。ランドセルの中に寝かせて入れたとき、教科書やノートを押しのけずに収まる寸法に作られています。ランドセルの中で筆箱が斜めになり、ふたが開いて鉛筆が散る、という低学年で起きやすい困りごとに対応した製品です。片面開きで構造が単純なぶん、壊れる箇所も少なくなっています。レビューは326件を超え、平均評価4.4と安定した傾向です。子供用鉛筆ケースのカテゴリでも上位に入っています(執筆時点)。
気になる点は、キャラクターの選択肢が限られることです。この価格帯のベーシックなモデルは無地やシンプルな柄が中心で、特定のキャラクターを指名して買う用途には向きません。サンリオやちいかわのキャラクター版も同じヨコピタ型で用意されていますが、価格は2,000〜3,000円台に上がります。容量も箱型の標準どおりなので、持ち物が増える高学年には手狭になります。
向いてる人は、小学1〜3年生で、まず「散らからない筆箱」を確保したい方です。1,000円前後で試せるため、最初の1つとして扱いやすい価格帯です(執筆時点)。
向いてない人は、キャラクターのデザインを最優先したい方、高学年で持ち物が多い方です。
2 サンリオ 筆箱 シナモロール 437450
サンリオ純正のキッズ学習文具シリーズの筆箱です。22.2×8.8×2.8cmの箱型で、対象年齢は6〜11歳とされています。
特徴は、サイズと厚みのバランスです。厚さ2.8cmは箱型としては薄い部類で、ランドセルの中で場所を取りません。それでいて鉛筆の固定位置は確保されており、低学年でも中身が動きにくい構造です。シナモロールのほか、クロミ、ハローキティなど同じ型で複数のキャラクターが展開されているため、きょうだいで別のキャラクターを選ぶといった買い方もできます。サンリオ純正のライセンス品です。レビューは390件と多く、平均評価4.2の傾向で、子供用鉛筆ケースのカテゴリで上位に入っています(執筆時点)。
気になる点は、キャラクターの流行と使用年数のずれです。小学生の好みは1〜2年で変わることがあり、キャラクターを指定して買うと、飽きたときに買い替えが必要になります。また箱型のため、高学年になって分度器やコンパスが増えると容量が足りなくなります。
向いてる人は、低〜中学年で、好きなキャラクターがはっきり決まっている方です。同じ型で色柄を選べるので、兄弟姉妹でそろえたい場合にも合います。
向いてない人は、長く使い続けたい方、高学年で持ち物が多い方です。
3 ショウワノート ポケットモンスター ホログラムふでばこ 両面開き
ポケモンの両面開き筆箱です。ホログラム加工が施されたモデルです。
特徴は、両面開きの容量です。片面開きに比べて収納面が2つあるため、鉛筆と消しゴムを片側に、定規や赤鉛筆をもう片側に、というように用途で分けられます。持ち物が増えはじめる中学年で、箱型のまま容量だけ増やしたいときに合う構造です。ショウワノートは学用品を長く手がけているメーカーで、ポケモンの正規ライセンス品を継続的に展開しています。
気になる点は、レビューの少なさです。評価は5.0ですが件数が1件のみで、傾向として読み取れる情報がほとんどありません(執筆時点)。判断材料が少ない点は、正直に申し添えます。また両面開きは片面開きより厚みが出るため、ランドセルの余裕が少ない場合は実寸の確認が必要です。ホログラム加工は見た目に効きますが、装飾を制限している学校では確認しておいたほうが安心です。
向いてる人は、ポケモンが好きで、中学年に上がって容量が足りなくなってきた方です。
向いてない人は、レビューの多さを判断材料にしたい方、ランドセルの余裕が少ない方です。
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4 サンリオ ダブルファスナーペンケース
ファスナーが2つ付いた、2室構造のペンケースです。
特徴は、仕分けができることです。持ち物が増える高学年では、鉛筆と一緒に定規やコンパスを入れると、中で擦れて芯が折れることがあります。2室あれば、書くものと測るものを分けて入れられます。ファスナー型は箱型より中身の形に融通が利くため、学年が上がって持ち物が変わっても使い続けられます。レビューは86件で平均評価4.6と、今回の5点のなかでは高めの傾向です(執筆時点)。
気になる点は、低学年には向かないことです。仕切りが柔らかいため、鉛筆の位置が固定されません。整理に慣れていない時期に使うと、中で散らかりやすくなります。またファスナー型は、学校によっては低学年で許可されていない場合があります。
向いてる人は、小学4年生以上で、持ち物が増えてきた方です。中学校でもそのまま使える形なので、買い替えの回数を減らしたい場合にも合います。
向いてない人は、小学1〜2年生です。この時期は箱型のほうが扱いやすくなります。
5 リヒトラブ PuniLabo×SANRIO CHARACTERS スタンドペンケース
立てて使えるスタンド型のペンケースです。リヒトラブのPuniLaboシリーズとサンリオのコラボレーション製品です。
特徴は、机の上での使い勝手です。開くと自立してペン立てになるため、筆箱を開けたまま机に置いても場所を取りません。学校の机は幅が限られており、教科書とノートを広げると筆箱の置き場所がなくなります。縦に立つ構造は、この状況で効きます。シリコン素材で、汚れたときに拭き取りやすい点も学用品向きです。レビューは2,499件と、今回の5点で圧倒的に多く、平均評価4.4の傾向です(執筆時点)。実際に使っている人の数がそれだけ多いことは、判断材料として重みがあります。
気になる点は、容量です。ペンを立てて収める構造上、定規や分度器のような平たいものは入りません。学校で使うなら、これ1つで完結させるのは難しく、定規類は別に持つ前提になります。低学年には構造がやや複雑です。
向いてる人は、高学年以上で、机の上を広く使いたい方です。中学生や大人になっても使える形なので、長く持てます。
向いてない人は、これ1つに全部まとめたい方、低学年の方です。
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結論|学年別のおすすめ
3つのパターンに分けて整理します。
小学1〜3年生には、ヨコピタ型の箱型が現実的です。ランドセルに横向きで収まる設計は、中身が散らかるという低学年で起きやすい困りごとに直接効きます。キャラクターを指定したい場合は、同じ型のサンリオ版か、サンリオ純正の箱型筆箱を選ぶと、形の利点を保ったままデザインを選べます。
小学4〜6年生には、ダブルファスナーペンケースが合います。三角定規や分度器が増える時期は、箱型のままでは容量が足りなくなりがちです。2室構造なら仕分けができ、中学校でもそのまま使えます。
机の上を広く使いたい方には、スタンドペンケースが向いています。ただし定規類が入らないため、2つ持ちが前提になります。
迷っている方には、ヨコピタ型を最初の1つとして挙げます。理由は3つです。1,000円前後で試せること、ランドセルに入るかという失敗しやすい点をあらかじめ潰してあること、そして構造が単純で壊れにくいことです(執筆時点)。学年が上がって容量が足りなくなった時点で、ファスナー型に切り替えるのが、買い替えの回数としても無理のない流れです。
いずれの製品も、購入前にランドセルの内寸と学校のルールを確認することをおすすめします。サイズ違いと持ち込み不可は、あとから困りやすい2点です。
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